早いものでもう2月になってしまいます。
本当にあっという間で呆れるばかりなのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
弁護士の高井です。
さて、今回オススメしたいのは、この1月に発売されたばかりの新刊本、
「成瀬は信じた道をいく」
(宮島未奈著、新潮社)です。
この本は、昨年3月に発売された「成瀬は天下を取りにいく」という本の続編になります。
今回は、前作もあわせてオススメしたいと思います。
この本(前作)、最初は中味などなにも考えずに、いわばジャケ買いをしてしまいました。
この表紙、なぜか女の子が西武ライオンズのユニフォームを着ているのです。
もう35年くらい西武ファンをしている身としては、条件反射で手に取ってしまったというのが実情です。
そんなわけで、中味も何も知らずに買った本だったのですが、いや、ホント去年読んだ本の中でも
最高の一冊 といえるくらい満足度高かったです。
あ、ちなみにユニフォームは描かれていますが野球は全く関係ありません。
一言で言うなら、主人公の女の子(成瀬あかり)を中心とした青春群像劇といった作品です。
で、なにがそこまで刺さったのか?ということなのですが、この主人公の成瀬あかりがすごい。
めちゃくちゃ個性的で、魅力的、悪く言えばとてつもなくマイペースで変人です。
200歳まで生きる、と当然のことのように言ってみたり、突然 M-1グランプリに出る、と言い出してみたり、高校初日に坊主頭で登校してみたり。
いや、かなり個性的です。
案の定、学校でもちょっといじめられたりといった描写もでてきます。
この作品、まさにこの一風変わった主人公のことを、周りの人たちがいかに好きか、がすごく伝わってきます。
友人であったり、この子に恋する男の子だったり、周りの大人だったり。
1月の続刊でもその魅力は惜しみなく発揮されています。
個人的には、こういった主人公が魅力的に受け止められることは、すごく大切なことだと思っています。
というわけで、2冊ともオススメなのですが、ただ、ちょっと続刊からだと魅力は伝わりにくいかなと思います。
よろしければぜひ一作目から読んで頂ければと思います。
ちなみに主人公、作品の中で着々と成長(パワーアップ?)して最初は中学生だったのが、大学生になっています。
今後、ますます楽しみでなりません!
次回のホライズンのオススメ!は2024年2月7日更新予定です。