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【ホライズンのオススメ! №444】書籍『ローマ法王に米を食べさせた男』

早くも2月です!皆様いかがお過ごしでしょうか?
弁護士の高井です。

 

さて、今回ご紹介したいのは本なのですが、タイトルが変わってます。
その名も
「ローマ法王に米を食べさせた男」

ローマ法王と米?とクエスチョンマークがいっぱい浮かびそうですが、実に興味深いお話しです。

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すごーく簡単にまとめてしまうと、石川県の羽咋市というところで公務員だった著者が、限界集落で作成されていたお米のブランディングに成功したというお話です。

なんでこんな話に興味を持ったかといいますと、ちょっと話が長くなるのですが、ここ何年も、毎年1月には渋谷のPARCO劇場で行われている立川志の輔師匠の独演会に行っています。
で、今年も聞きに行ったところ、今年の新作落語がこの著者の方を取り上げた落語だったんです。

今年の講演が終わったので、もう良いかと思って書きますね。

限界集落の棚田で作成されていたお米が非常においしかった。
けれども限界集落で人は減っていくばかり。
そこで、新しく移住してくれる人を募集したけれど、そこで問題となったのが経済的な基盤の弱さ。
時は20年以上前、まだまだ農協を通じた流通しかないような時代で、おいしい米を作っても他の米と一緒に安くなってしまう。
そこで、なんとか米のブランディングを成功させて、自主流通米としてやっていきたい!という野望を持ったのが公務員だった高野さん。
アイディアマン、行動力にあふれる高野さんは、最初天皇陛下に食べてもらえないかと思って宮内庁にアクセス!いったん前向きな返事をもらえたものの残念ながら実現せず。

そこで、次の一手ということで考えたのが、ローマ法王に米を食べてほしいという手紙を書いた。
なんでローマ法王かというと、この米が神子原米というもので、まさに神の子の米。
これを是非食べてもらいたいということで手紙を書いたところ、なんとこれが実現!
結果、話題を呼んでもともとのおいしいさも相俟ってブランディングに大成功!

というお話です。

といったお話が落語になっていたのですが、実話と聞いて驚いた。
で、本が出ているというので今回オススメに書かせていただいた次第です。

いやー、発想と行動力の素晴らしさをぜひ体験してみてください!

というわけで今回はこのあたりで。
今後ともよろしくお願いします。


次回のホライズンのオススメ!は2025年2月12日更新予定です。

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