みなさんこんにちは。ホライズンの荒井です。
今回は美容ネタではなく、芸術ネタをご紹介。
わたくし、大の浮世絵・版画好きで、学生の頃からよく美術館などに足を運んでおりました。
音楽(ライブ)は、音やアーティストがぐいぐい自分の中に入り込んできますが、
絵画(鑑賞)はもう少し静なるエネルギーの交換、といったところでしょうか。
絵画鑑賞=絵との対話、というイメージです。
そんな私が頻繁に足を運んでいるのが、この太田記念美術館です。
原宿のど真ん中にある、浮世絵専門美術館です。
にぎやかな表通りから一本入ると、そこは静寂。
コレクションの中核となるのは、五代 太田清蔵が収集した約12,000点の膨大な浮世絵とのことで、その時代や作者含め、非常に幅広いものになっています。
年に5~6回、非常に興味深い企画展が実施されています。
最近では、これ。「江戸の天気」。
めちゃくちゃ良かったです!
メジャーな広重の東海道五十三次 「庄野 白雨」、やっぱり最高。
雪や雨の絵は趣があって大好きです。
小林清親の作品も数点あり、テンション上がりました。
図録も買っちゃった。
少し前の展示では、「江戸の土木」。
江戸は今の東京と同じく、年中工事してるんですね(笑)
土木作業や都市開発に着目した展示、なかなか面白かったです。
昨年夏の「月岡芳年 血と妖艶」。
これもまた最高でした。
月岡芳年といえば血みどろ絵で有名ですが、
リアルな作品を見ると、血液の表現が本当に素晴らしく、まさに「妖艶」。
かなりグロいですが、これも図録見返しちゃうくらい好きな企画でした。
こんな感じで、様々な観点から浮世絵を魅せてくれます。
浮世絵は日本美術の神髄だと思います。
太田記念美術館、ぜひ訪れてみては如何でしょうか。
次回のホライズンのオススメは7月7日更新予定です。